私が実際にブライダルチェックを受けた時のお話と気になる検査項目や実際どんなことをするの??について

妊活

私と夫がブライダルチェックを受けるまで

私と夫は結婚当初からあまり性交渉がうまくいっていませんでした。ですがお互いにそのことについて話すことはありませんでした。普段は仲良く楽しく暮らしていました。

ですが夜の夫婦生活は何度かうまくいかないことが続きこちらからも誘いづらくなってしまい、向こうからも滅多に誘いはなく私に魅力がないからなのかな?とあれこれ勝手に悩む日々が続いていました。

タイミングをとれた周期には『次こそは赤ちゃんできたかも!』とどうしても期待してしまう・・・けれども生理は来てしまう日々の連続でした。

その度に落ち込んでいるのは隠していたけど一人になると泣いていました。この時は私だけが焦ったり悩んだりしているんだと思っていました。

私の年齢や結婚してからの年数が増えていくたびに、その焦りは強くなっていきました。その間夫は夫で悩んでいたようで知り合いの婦人科の先生に相談してみたり、

男性不妊専門の病院を探したりといろいろと調べていたようです。知り合いの先生からは足の血色が悪いことから血流が悪いのも原因の一つかもということで、

歩くのが苦手な夫ですが駅までの片道25分を歩く日を作りました。それから病院では勃起が持続するような薬を処方してもらいそれを飲んでタイミングをとったりもしました。

これについては私も詳しくはわからないのですが、おそらくあまり体に良くないものだと思います。ですので限られた数だけ、それがなくなったらその薬はおしまいにすることで話しました。

私はもっと正確に排卵日にタイミングを合わせられるようにと、しばらくサボっていた基礎体温を測り始めスマホアプリの‘’ルナルナ体温ノート‘’に記録するようになりました。

ルナルナ体温ノートのアプリは、排卵予定日や生理予定日が予測出来るので基礎体温のグラフだけではなく大体のタイミングをとるべき日も分かります。

それを意識しながらまたタイミングをとれるよう頑張りましたが、毎回生理が来ては悲しむ、の連続でした。

するとある日夫から『病院に行ってみようかな?』と話がありました。この時はビックリしたのと嬉しさもありました。

まさか夫の方からそんな言葉がでてくるなんて!(男性は女性よりも検査に行くことに抵抗がある方が多いと認識していたので)

ようやく今の状況から抜け出し前に進めるんだ!と少し明るい気持ちになりました。私もここまで子供が出来ないということはやっぱり私に何か原因があるんじゃないかと思っていたので、良いきっかけになりました!

それから検査するなら不妊治療に強い病院がいいよね、ということで二人で探しまずは私のブライダルチェックの予約をしました。

いざ予約日が迫ってくると何かあったらどうしようという気持ちがちらつくのですが、少し前に行った子宮がん検診で何も異常がなかったことから、

大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせながら過ごしました。(子宮がん検診はブライダルチェックの項目のうちの1つには入りますがこれで異常がないから大丈夫ということではありません)

こうして私たちは初めてのブライダルチェックに臨みました。

そもそもブライダルチェックって何?

ブライダルチェックとは妊娠や出産を妨げてしまう病気や感染症がないかを調べる検査のことをいいます。他には‘’プレママチェック‘’や‘’プレママ検診‘’と呼ばれることもあります👧

費用は医療機関にもよりますが約1~3万円になります。また検査内容も医療機関により多少異なりますが、

ほとんどの場合受けると良い検査項目がセットメニューになっているのでわかりやすいと思います!

さらに詳しく検査をされたい方にはオプションメニューがありますので、医師と相談して決めるといいと思います☝

院内は名前で呼ばれないから安心!!

婦人科や不妊治療専門の病院では、専用のアプリやLINEの登録をするとスマホに通知がくるようになっているところが増えてきています。

自分の順番が来ると、発行された番号やメッセージの通知がスマホに送られてきます。どの部屋に向かえばよいかも部屋番号や部屋の名称が記載されているので、間違えないように向かいましょう☝

昔のように大きな声で名前を呼ばれて・・・なんてことがないし予約の管理もしやすいのでプライバシーの面からも安心できます!

ブライダルチェックはできれば二人で受けよう!!

最近では不妊症の原因は、男性側のみにある場合や女性側と男性側ともにあるケースもあることが分かってきました。その割合は約48%。そしてそのケースが増えてきてしまっているのが現状です。

私には、しばらく子供が出来なく悩んでいるのにいくら言ってもご主人は病院に行くのは嫌だと言い行動してくれないと嘆いていた友人がいました。

確かに女性だらけであろう場所に男性の自分が行くのは恥ずかしいだろうし、結果を知ってもし自分が悪いのだとしたら相当なショックを受ける事でしょう。

ですが結果を知るのが怖いのは男性も女性も一緒!男だから余計に怖いと言う人がいますが私はそうは思いません。

男性と同じように女性だってもし結果が悪かったらと思うと不安だし怖いのです。だからこそ二人で話し合って検査を受けようと思った時には、結果がどうであれ支え合ってほしいと思います。

男性は病院に行かなくても検査ができる!!

最近では郵送で性感染症の検査や精液検査ができます。もちろん病院で行うほうがより細かく調べられますし、何か不安なことや気になることも医師に相談できるのでオススメです。

価格は病院で行うよりも比較的安価で購入できますので、まずは第一歩として郵送のもので挑戦してみるのもいいのではないでしょうか!

ちなみに夫は病院へ行かずに検査しました!

私の夫の場合は、私が初めて検査を受けに病院へ行った際に、夫の精液検査のための容器や精液採取にあたっての注意事項の資料を渡され、

次回の私の診察の日に採取した精液を私が持参するという流れで、検査結果もさらに次回の私の診察時に私が聞きました!

ですので夫は病院へ来院せずに検査を受け結果も知ることができました。もちろんご自分でお聞きになりたい方は予約すれば可能です。

医療機関により、二人で受ける際の流れなど異なる部分がありますので、受診される前に問い合わせておくと不安が軽減するかと思います🌼

私たちのブライダルチェックの結果

私たちの初めてのブライダルチェックの結果は、ものすごく簡潔にお話ししますと、

夫→問題なし

私→問題あり

という結果に終わりました・・・

実際には私の結果が先にでて、その次の診察時に夫の結果を聞いた形になります。私のこの時の心境は35年間生きてきた中で1位2位を争う程のショックで、

いや、やっぱり1位だったかもしれません。診察が終わると病院と同じビルの1階にあるカフェで結果の資料を見ながら自然と涙が溢れてきました・・・

いろんなことが頭の中をグルグルよぎりました。その中の一つには離婚も考えたほうがいいのだろうか、というものもありました。それでも泣きながら夫へ報告しなければとLINEで知らせました。

さすがに夫の文面からも少し動揺が感じられたのでした。

さて、夫は精子濃度・総精子数・運動率と良好でしたので、私の数値的な結果を言いますと・・・

  • LH・・・13.2mlU/mL
  • FSH・・・8.4mlU/mL
  • プロラクチン・・・14.6ng/mL
  • トラコマテイスIgGハンテイ・・・(+)
  • 25-OHVD・・・13.9ng/mL
  • AMH・・・0.84
  • プロテインS活性・・・53.8%
  • プロテインS抗原量フリー・・・52.7%

この時の検査結果でクラミジア感染症にかかったことがあることも分かり、後日、子宮卵管造影検査も追加で行うこととなりました。結果、

  • 片側の卵管狭窄(かすかに造影剤がとおるくらい)

も追加されました😢ざっと数値がよろしくない項目を並べましたが、何がどういうことを表していて数値がどれくらいだといいのか悪いのか、全くわからないですよね??

私は結果の表を渡され、なじみのないカタカナやアルファベットの羅列をみて圧倒され、先生が話しているのもあまり耳に入ってきませんでした💦(皆さんはちゃんと聞いてくださいね)

そこでブライダルチェックを受けるうえで知っておくといい用語をピックアップしてみました!

ただでさえ検査結果を聞くのは何かあったらどうしようと不安なものです。また慣れない文字の羅列に余計に不安になってしまう方もいらっしゃると思います。

慌ててしまったり変に怖がったりしないためにも、どの検査がどいうい意味があるのかざっくり覚えていざ検査へ挑みましょう!!

ブライダルチェックって具体的にどんなことをするの?

基本的には、問診・内診・経腟超音波検査・血液検査になります。

・経腟超音波検査とは・・・膣の中にプローブという細長い器具を挿入して子宮や卵巣に異常がないかを超音波画像で確認することです。

 👉違和感を感じる方はいらっしゃいますが痛みはほとんどありません。深呼吸をして体の力を抜くことが痛みを軽減するポイントです

・血液検査・・・採血することで感染症の有無や妊娠や出産に関る甲状腺機能やホルモンの状態、残された卵子の指数など、他にも肝機能の状態や貧血などたくさんのことが分かります。

・子宮卵管造影検査・・・ほとんどの場合は必要であれば実施する検査になります。膣から子宮にカテーテルを挿入し、卵管へ造影剤を注入しその流れ方を観察することで子宮や卵管の通過性や構造上の異常の有無が分かります。

 👉卵管に閉鎖がみられる方や軽度の閉塞がある方は、重く鈍いような痛みを感じる場合があります。痛み止めが必要なほどではなく、徐々に痛みはなくなります。

検査後は稀に気分が悪くなってしまう方もいらっしゃるので、ゆっくり休めるよう予定を調整することをお勧めします☝

ブライダルチェックに関する用語と解説

名称基準値解説
LH卵胞期・排卵期・黄体期で数値が変わります黄体形成ホルモンといい成熟した卵胞からの排卵を促す働き。
・生理中の検査でLHの値がFSHの値より高い場合には排卵障害が起きていることが考えられます。
FSH卵胞期・排卵期・黄体期で数値が変わります卵巣刺激ホルモンといい卵巣の成長を刺激し成熟させる働き。
・この数値が高いと卵胞を発育させるのに脳から強い刺激(指令)が必要ということ。つまり卵胞の状態が良くないということになります。
プロラクチン5ng/mL前後~15ng/mL以下この数値が高い場合、月経異常や不妊症、不育症の症状が
でることもあります。
トラコマテイスIgGハンテイ(ー)クラミジア感染症。(+)だと過去に感染症にかかったことがあるということ。
・感染したことに気づかず進行してしまうと、卵管の癒着や閉塞を招き不妊につながる病気を発症する場合があります。
25ーOHVD30~50ng/mL
20~30ng/mLでビタミンD不足 20ng/mL未満でビタミンD欠乏
ビタミンDには良い卵子を作るのを助けたり受精卵が子宮に
着床させやすくする作用があります。
AMH年齢により基準値が変わります。目安)34~35歳で3.65ng/ml抗ミュラー管ホルモンともいい卵巣年齢を表しています。
卵巣に残っている卵子の数の指標で、卵子の数が少ない場合は
早めにステップアップする必要がでてきます。
TSH0.50~5.00uIU/mL甲状腺機能状態を表しています。この数値が高いと受精率が低下してしまうと言われています。
TSH・FreeT3・FreeT4それぞれの数値の高低のバランスで不妊に影響があるのかないのかがわかります。
FreeT32.30~4.00pg/mL甲状腺機能状態を表しています。甲状腺ホルモンが少ないと不妊や流産の原因となる場合があります。
FreeT40.90~1.70ng/dL甲状腺機能状態を表しています。甲状腺ホルモンが少ないと不妊や流産の原因となる場合があります。
プロテインS活性64~149%欠乏すると血栓の傾向があることになります。
胎盤に血栓ができてしまうと流産、死産の原因になり得ます。
プロテインS抗原量フリー60~150%プロテインS活性と合わせてこの両者の数値に異常があると、不育症の可能性があるかどうかが分かります。

検査基準は検査方法や医療機関により異なってきますので、詳しくは受診された病院で質問されることをお勧めします。

まとめ

初めての経験や知らないことって何が起きるのかわからない分、余計に不安や怖いという感情を感じやすくなります。

ですので、婦人科の検診やブライダルチェックについても受診する前に少しでも知っておくことは心の準備になり、不安を軽減する材料の一つになります。

また、この時からご夫婦で妊娠、出産に関る希望やちょっとした不安なことなど気軽に話せるような関係作りをしていくことが、

この先、子供ができて子育てをしていく上でも、子供がなかなか出来なくて治療を進めていく上でもとても大切なこととなります。

女性一人が悩み、産み、育てるのではなく男性も当事者としての自覚を自然と持てるようになり、ご夫婦で協力しながら不妊治療を乗り越え、

その先にある子育てを目指していけるよう、検査の結果があまりよくなかった方にも、前を向いていけるよう少しでもお役に立てればと思っております!

ここまで読んでくださりありがとうございました♡


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